引用http://karapaia.livedoor.biz/archives/52137088.html

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 世間一般で信じられている臨死体験とは、臨床的に死んだはずの人間が光のトンネルに入り、親戚や光の存在と挨拶を交わし、まだ死ぬには早いからと言われて、この世に送り返されてきて目覚めるというものだ。こうした報告は数多くあるが、他にも臨死体験者には共通して体験するいくつかのものがあるという。

 自身が臨死体験者であり、臨死体験に関しての研究を行っているフィリス・アトウォーターと、同じく臨死体験研究を行っているケビン・ウィリアムズがこれまでに集めた臨死体験者のプロファイリングを元に、臨死体験者の多くが経験するという共通した10の要素をビジョンをまとめあげた特集記事があったので見てみることにしよう。

1.圧倒的な愛に包まれる感覚

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 臨死体験者の69%が、圧倒的な愛の存在に包まれる感じがすると言っている。この感覚はそこで出会った存在からかもし出されていて、それは神のような敬虔な姿だったり、光のように実態のない存在だったり、とっくに亡くなっている親戚の姿だったりするという。


2.死後の世界の人々との意識交信

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 65%の臨死体験者が、死後の世界で会った人たちや存在とのコミュニケートは、テレパシーで行ったと語っている。つまり、コミュニケートは言葉ではなく、意識のレベルで起こるようだ。


3.人生を振り返る

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 62%の体験者が自分の人生を始めから終わりまで見たと報告している。いわゆる走馬灯ってやつだ。現在から過去へさかのぼって見た人もいる。まるで映画のフィルムを見ているようだといい、自分の人生の詳細を客観的に目撃しているような気がしたという。


4.神を見る

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 体験者の56%が、出会った存在は神、もしくは神聖な存在だったと報告している。おもしろいことに、そのうち75%が自分のことを無神論者だと主張している。


5.とてつもない恍惚感

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 圧倒的な愛に包まれる感覚と同じようなことだが、外からの愛に対して、この体験は自分の体の中から感じるものだという。死後の世界にいると、とてつもない喜びを感じ、肉体からも地上のいざこざからも解放されて、陶酔できるという。56%の人が体験している。


6.無限の知識

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 46%の臨死体験者が、自分が無限の知識の存在の中にいると感じ、その知識全部かまたは一部を授けられることもあるという。まるで知恵と秘密の世界が共有できたかのような感覚らしい。残念ながら、目覚めてしまうとその知識を持ち続けることはできないようだが、そんなとてつもない知識が存在したという記憶だけは残る。


7.死後の世界の階層

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 46%の臨死体験者の報告によれば、死後の世界はひとつだけではないようだ。死後の世界を進んでいくと、さまざまな違う階層があることに気づくという。非情な苦しみの世界である地獄と思われる場所を体験した者もいる。


8.時期尚早だと言われる

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 臨死体験者の約半分は、死後の世界は、そこに留まるか地上の生の世界に戻るか、決定がなされる境界線のようなものだと言う。決定はそこに存在するものによってなされ、やるべきことがまだ残っていると、地上へ戻れと言われる。一方で、そう言われても、選択の余地を与えられると戻るのをためらう場合もあるという。

9.未来を示す

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 44%の臨死体験者が未来に起こる出来事を告げられるという。それが世界の未来であったり、その人の生死に関わる特別な出来事になる可能性もある。そのような情報は、地上に戻るか、戻らないかを決める助けになるかもしれない。


10.トンネル

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光のトンネルは臨死体験のトレードマークで、42%の体験者が報告している。ほかにも体外遊離感覚や、光のシャワーの方向に向かって突進するとか、廊下や階段をぐんぐん急速に進んでいくといったものもある。


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 臨死体験者のほとんどは自分たちが体験したことが本当なのかを証明できない。死後の世界があるということだけが、彼らにとっての証拠なのだ。唯物論者や科学は、臨死体験は脳への酸素欠乏、またはほかの神経生物学的影響による、単なる幻覚だと主張する。だが、臨死体験を再現する実験をやってみた研究者たちは、彼らの体験が現実である可能性を排除できないとした。

 死んでみて、死後の世界に行ってみない限り、100%確実なことはわからないが。だが、体験できたとしても、どうやって地上に戻ってきてそれを報告するかが問題だ。

via:paranormal.about 原文翻訳:konohazuku